紙の教科書など、慣れや愛着もありいいのですが、教材は電子化を進めていくべきだと考えています。PC・タブレット用、携帯電話用など、紙だった教科書等を電子化し、それに関連する補助教材、音声や動画などもどんどん活用できるようにしていくべきだと考えています。
みなさんは、「学習者にとって」電子化はメリットデメリットのどちらが多いと思いますか。
みなさんが考える・メリット・デメリットをコメント欄に入力をお願いできますでしょうか。
・学習者にとってのメリット・デメリット
・教師にとってのメリット・デメリット
・出版社など教材作製側にとってのメリット・デメリット
よろしくお願いいたします。
投票は終了しました。(2021/4/25-2021/5/1:全64票)
ご協力、ありがとうございました。
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コメント
実践上書き学習がボロボロになってだった事があります。書き学習が言語学習には欠かせないとして、それを踏まえファイル提出HWを加えましたが、現状学生のwifi環境であったり、プリンターなどの機器の不備(学生側)であったり様々な問題が発生します。教師側がこれまで以上に多忙になったのは言うまでもありません。それに加え、情報保護の問題も発生します。テキスト代が浮くと安直に取り入れるべきではないと考えます。周到に準備して、それから進めるのが良いのではと思います。
学習者はオンライン等ITを利用した画像に慣れている方が多く、更に持ち運びも楽なので便利ではないでしょうか。電子書籍も多く出回り、学習環境自体が変化している今、電子教科書へのシフトは十分意義があると思います。
ただ、重要な箇所に線を引く、書き込みをするといったことはできないだろうし(今時の電子教科書はできる?)、将来進学した先では電子教科書を全く使っていないとなると、戸惑いも出るでしょう。
今の教科書をそのまま電子化するのではなく、電子化のメリットが発揮できるように内容を変えていくような試みがあるとよいかと思います。
〈学習者にとってデメリットが残り、慎重に進めるべき〉に一票を投じた者です。
仰るとおり、学ぶ手段として、動画を含めた電子化教材を利用していくことは、素晴らしい方法ですし、価値あることと考えます。
そして、その際に想定されるのは、初級もしくは中級後半くらいまでのレベルにおいての利用です。
多くの情報を処理する手段として有効な側面を活用し、文法を学ぶ際などは、特に効果的に学習を行っていくことが可能となると思います。
ただ、じっくりと長文教材を読んだり、学習者同士での討論を進めていくような上級レベルの学生向けの授業においては、紙の教科書を主として学習の土台とするのが良いと思います。
なぜなら、本を読む、ということは、単に情報を扱うという行為の範疇にとどまるものではないと感じますし、デジタルの媒体によって〈読む〉という行いを完結させてしまおうとするなら、人間の根本的な精神は、いま現在とは全く変質してしまう、との危機感をおぼえるからです。
即座に理解できない目の前の物事に対しても敬意を向けてみる、とか、想像力を及ぼす、とかいう心の在り方と、電子化書籍で本を読む、という行為は、どこまでもつながらない気がしてしまっています。
つまり、全面不賛成ではありませんが、よくよく様々な点を考慮に入れた上で段階的に一部のみの電子化に取り組んでいくのが良いのではないでしょうか。
時代の趨勢として、教材の電子化は避けて通れないものと思います。私は、担当するほぼすべての授業の教材の電子化を進めています。実情として一昨年来、このコロナ禍において留学生が日本に来られない、また政府の非常事態宣言により、日本にいる学生も学校に来れないという状況が起きています。そうした場合、授業するためにいろいろな電子技術を使うことになります。それはご存じのように、Zoom、Edmodo、GoogleFormsなどです。そして、授業の進め方としては、Zoomで学生にPPTやPDFを共有しながら説明する。課題やテストはEdmodoやGoogleFormsで提出、採点という方法です。一方、電子化を過剰に進めることで、本来の持続的な学習に支障をきたしてしまうのではという危惧も抱かざるを得ません。ゲーム化や、読んだ気になる化、集中力の持続性などです。とはいえ、学生と対面授業が実施できない現在では、実情に即した授業を行っていくことが優れた方法であると考えております。従って、私は教材の電子化は進めるべきであると考えます。
教科書のデジタル化は慎重に進めるべきだと思います。海外在住学習者のネット環境や送電環境が必ずしも良いとは限りません。また、個人的な経験ですが、学習者の中にはスマホしか持っていない学習者もいました。またタブレットやPCだとテレビ鑑賞感覚で気が散るようでした。
学習者の学習環境・経済状況に応じて、デジタルツール・アナログツールを適切に駆使し、学習者の知識定着・レベルアップ等の効果測定を随時実行し、臨機応変に対応していく。